皮膚腫瘍とは
皮膚には、さまざまな腫瘍が発生します。
大きくは、良性腫瘍(下記表のグループ1)、悪性腫瘍(グループ2)に分類されます。ただ、一見して判断ができず、摘出し病理検査を行う必要があるものも存在します(グループ3・4)。
| グループ1 | 悪性腫瘍(皮膚がん) |
|---|---|
| グループ2 | 良性腫瘍(皮膚がんではないもの) |
| グループ3 | 悪性腫瘍の疑いが強いもの |
| グループ4 | 悪性腫瘍の可能性は低いものの、精査が推奨されるもの |
良性腫瘍の代表例
- ほくろ
- 粉瘤
- 脂肪腫
- 類皮嚢腫
- 石灰化上皮腫
- 異物肉芽種
- 耳下腺腫瘍
- 顎下腺腫瘍
- 副乳
良性腫瘍の代表例
- 基底細胞癌
- 扁平上皮癌
- ボーエン病
- ベーチェット病
- 乳房外パジェット病
- 悪性黒色腫
- 軟部悪性腫瘍
皮膚腫瘍の治療方法
良性腫瘍の場合は、その良性腫瘍のみを取り除き、まわりの正常な皮膚はできるだけ傷つけないようにします。当院では、切除術またはレーザー治療で対応します。
一方悪性腫瘍の場合には、正常な組織を含め、大きく切除する必要があります。悪性腫瘍の疑いが少しでも残る場合には、病理組織検査を行います。当院では保険診療も行っております。医師の判断により保険診療か自費診療かを選択いたします。
切除術
皮膚腫瘍を切除・摘出し、まわりの皮膚を縫合する手術です。再発のリスクが低い方法と言えます。
レーザー治療
レーザーで焼灼する治療です。ピンポイントの照射が可能で、周囲の組織へのダメージも少なくなります。ただし、切除術と比べると、やや再発のリスクが高くなります。
代表的な皮膚腫瘍の手術方法
粉瘤
粉瘤とは、皮下にできた袋状の組織に、垢や皮脂がたまって膨らんだ腫瘍です。
メスで切開を加え袋ごと取り出す手術(切開法)、中央部にパンチで穴をあけて内容物・袋を順に摘出する手術(くり抜き法)があります。粉瘤がまだ小さいうちであれば、傷跡が残りにくいくり抜き法での対応がしやすくなります。
感染・炎症がある場合には、抗生剤や抗炎症剤で鎮静化させてから、手術を行います。
脂肪腫
皮下に発生する、頻度の高い良性腫瘍です。
皮膚に切開を加え、被膜を破らないように注意しながら腫瘍を摘出し、縫合します。
色素性母斑(ほくろ)
直径数ミリ程度のほくろであれば、手術・レーザー治療のいずれでも対応可能です。パンチでくり抜くという方法もあります。
それより大きい場合には、ほくろを含め紡錘形に皮膚を切除し、縫いわせます。
治療の流れ
1ご予約
まずはお電話、またはWEBからご予約をお願いします。
2診察・カウンセリング
良性腫瘍を拝見し、治療のご希望などをお伺いします。腫瘍のタイプ・状態、ご希望を踏まえて治療法を選択し、その内容について詳しくご説明いたします。
3治療
手術またはレーザー治療を行います。
レーザー治療の場合は、基本的に複数回の通院・照射が必要です。
4アフターケア
患部の状態を確認し、問題なければお帰りいただけます。ご自宅での注意点など、詳しくご説明いたしますので、ご安心ください。
万が一、何か異常を感じた時には、すぐにご連絡ください。
注意事項
- シャワーは翌日から、入浴は施術部位を避ければ可能です。
- 症例・治療法によって異なりますが、手術の翌日、1週間後など、複数回、経過観察や抜糸などのためにご来院いただきます。
- 飲酒、激しい運動は1週間ほどお控えください。
費用
| 切除術(3割負担時) | ¥9,000~¥20,000程度 (薬剤・病理組織検査料を含む) |
|---|---|
| レーザー治療 |
※できものの大きさにより費用は変動します。
※皮膚移植等必要となった場合は、追加費用がかかります。
